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PAN (アルバム) : ミニ英和和英辞書
PAN (アルバム)[ぱん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。


PAN (アルバム) : ウィキペディア日本語版
PAN (アルバム)[ぱん]

PAN(パン)は、THE BLUE HEARTSの通算8枚目となる最後のオリジナル・アルバムである。
== 解説 ==
ビートルズの『ホワイト・アルバム』を参考にメンバー1人ひとりが別々で、それぞれの友人とともにレコーディングを行ったアルバム(甲本の楽曲は全て「ヒューストンズ」のもの)。サポートメンバーの白井幹夫とのちにハイロウズのメンバーとなる大島賢治は2人の楽曲に携わっている(真島と梶原)。ジャケットデザインも『ホワイト・アルバム』を意識したデザインになっている。甲本いわく「レコード会社との契約が残っていたため、仕方なく作った」という。このアルバムは解散後に発表されたため、先行シングル及びリカットシングルが一切無い。
バンド解散決定後に制作されたため、別れや終わりをテーマにした楽曲が多く収録されている。(真島の「もどっておくれよ」、「バイ バイ Baby」や、河口の「ありがとさん」など。)
アルバムタイトルは、梶原がレコーディングの際に使用したスティールパン(鍋)というパーカッション楽器から。レコーディングスタジオに並ぶ様々なパンを見た甲本が、その光景が面白く圧倒されてタイトルに決めたという。
そもそもこのアルバムの曲順は、4人の楽曲を交互に収録する予定だったが、河口の意向により河口の楽曲のみ後半にまとめて収録されている。内訳は、甲本3曲、真島3曲、梶原3曲(内共作1曲)、河口4曲。甲本と梶原のみ参加したFM STATIONのインタビューに興味深い記述がある。甲本は、「これ(河口の楽曲のみ後半にまとめたこと)はね、本人がここにいないから言うけどね、これは河ちゃんのわがまま(笑)」と語っている。しかし、河口の楽曲は全て宅録(作詞作曲、ヴォーカル、ギター、ベースをすべて河口が担当した)であり、しかも水澤有一(幸福の科学の会員でもあるシンセサイザーアーティスト)と2人で完成させたため制作費が格安ですみ、金子飛鳥のフルオーケストラを呼んだ真島の莫大な赤字を全て吸収できたため、誰も河口に文句が言えなかった、という。
アルバムが制作されたのは河口の幸福の科学への傾倒が著しかった時期であり、楽曲にも影響が顕著に現れている。
ただし他のメンバーはその影響を好ましいものとは思っていなかったようで、上記のインタビューで甲本は
「これ、ブルーハーツとして出していいと思ってんの?アンタはいいかもしれないけど他の3人は認められねえなあ、みたいなこともあって作り直したのもある」と(明言はしていないものの)明らかに河口のことを指して述べており、本来の河口の楽曲はもっと宗教色の強いものであったことが伺える。
これに関しては(自らも仏教徒である)梶原も「ま、最後が『ありがとさん』で良かったかな、と(笑)」とやや批判的に述べている。
これに対して河口は、雑誌に寄せたメッセージで「個人的には、甲本ヒロトの楽曲(「ヒューストン・ブルース」の、天国や神を否定する歌詞を指す)は、彼の宗教的無知を晒すものであり、ファンの皆さんに申し訳ない」と甲本を批判している。
甲本の楽曲は基本的に同時期に活動していたヒューストンズの音源であり、スタジオ録音されたものの発売されなかった同バンドの音源を聴くことができるのは(通常の手段においては)このアルバムのみである。楽曲の方向性は打ち込みを多用したり、シュールで無意味な歌詞を多用したりするなど、ブルーハーツよりもこの直後に結成されるザ・ハイロウズに近い。
真島の楽曲の方向性は、ストリングスアレンジやアコースティック・ギターを使用したスロー・ミディアムテンポの曲、リリカルな歌詞など、4枚発売された真島のソロ作品に近い。ただし、演奏しているメンバーはヴォーカルとギター真島、ピアノは白井幹夫、ドラムはこの後ザ・ハイロウズのドラマーとなる大島賢治(そもそも大島はブルーハーツの所属していた音楽事務所の社員であり、ディレクターや、パーカッショニストとして過去のブルーハーツの作品にも参加していた)、とベース以外はザ・ハイロウズのメンバーである。
初回限定版は紙のアナログ仕様ジャケット。
2010年2月24日に、25周年企画の一環で、デジタル・リマスタリングを施して再発することが決定。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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